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ガジェッター・ミニマリスト・足つぼ師・温泉ソムリエ。時々、非二元

禅の境地のかよい湯治「一休」へ。天山湯治郷へ行ってきた。

   

IMG_0705神奈川県箱根・天山湯治郷へ行ってきました。箱根で観光客に人気の日帰り温泉スポットです。大学時代からここへちょくちょく足を運んでいますが、いつ行ってものんびりできていいところです。自分がオススメするのは天山の「天山」ではなく「一休」の方です。

シンプルな施設のかよい湯治「一休」

IMG_0837天山湯治郷
ひがな湯治「天山」
大人1,300円 9:00-23:00
かよい湯治「一休」
大人1,100円 11:00-20:00

天山に初めて行く人は大抵、ひがな湯治の方の「天山」へ行くと思います。自分もそうでしたし、初めて行く人を連れて行く場合は大抵「天山」に行きます。ひがな湯治「天山」には、温泉だけでなくレストランや休憩所、マッサージルーム、喫茶、お土産やなど色々とあります。川の音を聞きながら昼寝ができる休憩所もあり、夏場は最高です。

もう一つの別館、かよい湯治「一休」はひがな湯治「天山」に何回か行って、たまにはこちらを試してみようという感じで入る方が多いと思います。こちらは入館前の断り書きにもあるのですが、お風呂だけで休憩所などの施設はありません。実際に入ると男性側にあるのはお風呂三つと脱衣所のみです。

「何にもない」開放感を楽しめる

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ひがな湯治「天山」とは違ってあまりの「何もない感」に戸惑うかもしれませんが、ひがな湯治「天山」にはない開放感を味わうことができます。男性側ですが、まず入ると視界に入るのが外に突き抜けた空間です。箱根の木、空、山が広がっています。そして、他の温泉や銭湯ではあるはずの脱衣所と風呂場の境界がありません。広い空間の中で裸になることになります。ここに開放感の一つを感じます。

風呂は季節によって温度設定が違ったりするのですが、真ん中は一番ベーシックな感じで長湯したりするのにぴったりです。入って右手は屋根のない場所にあり、立ち上がれば眼下に川やホテルが見えます(ホテルからは見られない距離はあると思います)。入って左の方は山肌から伸びた木を眺めながら入浴することもできます。

シンプルな石鹸の香りがたまらない

IMG_3968体を洗う場所は右手、左手の双方にありますが、シャワーはありません。シンプルな石鹸のみが置いてあります。この石鹸が本当にいい香りで、体を洗う時にわざとタオルに長めにしみ込ませて、家に帰ってからも香りを楽しみます。柔らかい甘い香りで、最近よくあるダウニーみたいな強い香りではありませんが、一回洗濯するぐらいで香りは落ちないので結構長く楽しむことができます。昨日はついにその石鹸を買ってしまいました。ケースも含めて736円(ぐらい?)。「ケースは最近、スマートフォン入れに使っているみたいですよ」といつも親切に挨拶してくれるお店の人に言われました。確かにiPhone6sを入れるにはぴったりでした。

禅的思想のある温泉

最近はスーパー銭湯なども増えてきて、手軽にそして普通の銭湯よりも機能面、設備面からして快適な場所が増えてきました。しかし、このかよい湯治「一休」はそういった流行からは真逆の方向を指しているような場所です。ひがな湯治「天山」の方は、スーパー銭湯に似た雰囲気もあるのですが、かよい湯治「一休」は静かに、ゆっくりと温泉と開放感を楽しむには最適の場所です。「ある」のではなく「ない」の方向へ、そしてそこにすでに「ある」ものに気づかせてくれる、そんな禅の境地の温泉ですね。そういえば、本日は冬至。ゆず湯の日ですね。

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