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目指せミニマリスト。日々の「お!」を記事に。

[レビュー] 告白します。『告白』を見た。2016年に。

      2016/10/20

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告白します。昨日、2016年10月14日『告白』見ました。ようやっと。

こちら松たか子主演の2010年の映画。気にはなっていたのですが、自分の意識の上にデーンと出てきたのは昨日のことでした。Huluで見ました。

『告白』(こくはく)
湊かなえによる日本の小説。
第一章「聖職者」が小説推理新人賞を受賞した、作者・湊かなえのデビュー作。2008年度の週刊文春ミステリーベスト10で第1位に、このミステリーがすごい!で第4位にランクイン。2009年には本屋大賞を受賞。2010年8月に発売された双葉文庫版は2010年9月13日付のオリコン“本”ランキング文庫部門で歴代1位となり、2010年11月時点で累積売上は210万部を突破した。(Wikipedia)

最初の松たか子の教室での「告白」で終わりなのかと思ったら、そこからストーリーの本番がスタートなんですね。松たか子の「告白」が終わり教室が混乱状態になったところで「もうエンドロールか。。。」と思い、見ていたiPadの画面をパッと触ったら、まだ四分の1程度終わったところでした。いや、ここまでの話でも結構濃くて、終わりと言われてもいいぐらい。

しかし、そこからさらに不気味な雰囲気のまま、松たか子のクラスは新しい学年を迎え、KY熱血教師の岡田将生がやってくる。クラスの子達は現代風のバカ揃いで、彼らの中に「意識」というものはあるのかしらという感じ。この子達より前の世代は無気力なイメージだが、この世代は能天気な無意識集団。芯がない。逆に少年Aや少女Aの子達の方が「覚醒」には近い。ど不幸のなかに落ちてしまうが・・・。

ストーリー展開は時折、時間が前後したり交差したりしながらも気持ち良く移り変わっていく。終盤では松たか子の少年Aへ復讐の展開が松たか子サイドに立てば小気味良く、ある種の爽快感も禁じ得ない。しかし、松たか子本人が絶対正義の人というわけでもなく、少年Aの事情も考えるといたたまれない。

この映画は何を描こうとしたんだろう。先生や生徒も含めた学校の崩壊?少年Aが爆弾を仕掛けたところで、映画『ボーリング・フォー・コロンバイン』を思い出した。コロンバインでの銃乱射事件でも、最初に犯人の少年はカフェテリアに爆弾を仕掛けて学校、生徒、先生を殺害しようとした。犯人の一人は殺人性癖(サイコパス)で、もう一人は自殺願望を持っていたという。『告白』においての少年AとBの関係はちょっと違うけど。

『告白』では、親の期待や理想を子供に押し付けるのではなく、子供のありのままの姿を見て欲しいというテーマがある。子供たちはその理想や期待を重荷に感じながらも、純真なまでにそれに応えようと努力をしてしまう。そして、その歪みが殺人という狂気へと自分たちを追いやってしまう。

先生はどうだろうか。先にも書いたが先生の一見、勧善懲悪的に見える復讐劇は更なる狂気をはらんでいる。これは現代の学校において起きていることを表現しているかもしれない。一般的な常識としての意味合いの「法」ではなく、独善的な先生によって素行の悪い生徒への処遇の決定がなされるというような。学校の閉鎖性、独断性という問題を表現している。

ま、何にしても・・・「無意識状態」ですねぇ。

話は変わって、こちら『告白』には『あまちゃん』の能年玲奈がセリフも何もない役で一回だけ牛乳を飲んでいるシーンで出てきます。また少女A役での橋本愛は『あまちゃん』では能年玲奈演じる天野アキの親友役の足立ユイを演じています。

男子側では少年Aの西井幸人、少年Bの藤原薫は、のちにテレビ・映画『鈴木先生』で出演し、生徒の中でも重要な役を演じます。藤原薫くんは『鈴木先生』での竹地公彦役の印象が強いんですが、もう彼も20歳越え。イケメンになってましたw

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告白(双葉文庫) 湊 かなえ(著) (Amazon)

残念、Kindleはないみたい。

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